プロローグ(歯)
もう始まってます、歯科矯正。
夏っぽい透明のサンダルを履いたわたしの歯、全28本。
(ああ、TODAYFULかわいい。)
その中で特にやっかいなのが上の前歯1本。ほぼ90度回転しかかってる。そう、グレてる。
1日目については忘れないうちにと思って先に書いたので、スタートにいたるまでの話も書いておこうと思います。
歯並びとの出会い
はじめて意識したのは小学生の頃かしら。友達がワイヤー矯正をしていた。虫歯はひとつもない優等生なのによく歯医者さんに連れて行かれるな、どうやら私も歯ならびに少し問題があるらしい、とうすうす気付き始める。
でもにっと笑うたびにカキーンと見える銀色ワイヤーは、どうしても小学生なりにはずかしくて矯正しておこうよという母の提案を断固拒否する。
上の前歯もまだそんなに回っていなくて、母も「まあそんなに急がなくてもいいか」と思ったみたい。
(思えばここでカタをつけておかないから、どんどん年頃になってどんどん矯正に抵抗がつよくなっていく。)
まわりはじめた歯
中学・高校時代は吹奏楽部で金管楽器を吹いてたんだけど、マウスピース(矯正じゃなくて楽器の方)を唇にあてる時、やたらと先生や先輩に「にっ」してみてと言われた。今こうして思い返すと歯並びも、吹く時の口の形に影響してたんだろうな...
にっと歯を出して笑うのがあまり好きじゃなくなる。
上の前歯、まわりはじめて少しすきっ歯のように見える。
大学時代、
大学時代、、?特に歯のことなんか気にせず暮らしてたかも。
しかしまあその間も前歯はまわり続けるのでした。忘れたわけではないし前歯はわたしの最前線だから、歯並びはずっとコンプレックス。でもお金がかかることはわかっているし何もせず。していたことといえば、めちゃくちゃ引きの写真ならめちゃくちゃ歯を出して笑う、くらい。なんと打算的な。
審美矯正の広告と出くわす
社会人になって3年、Instagramを見ていてある広告を見かける。
「キレイライン」
...初回数万円、早ければたったの2〜3ヶ月!前歯をきれいに矯正しませんか...
うまい話がうますぎる。広告のキャッチなんてこんなものだくらい仕事柄わかっているのにクリックしたわたし、隅から隅までランディングページを読み、気づくとフォームに入力して歯科医院の初回カウンセリング(無料)予約を完了してた。
なんとまあ、まんまと。
でも経済的な余裕ができたこと、心のどこかで「今ははずかしい!」と避け続けてきた後悔があったからこのタイミングだったのでしょう。。。
1週間後、カウンセリングを受けに行く。くまなく読んだ注意事項に「キレイラインを受けられない歯列の場合はお断りするケースもございます」とあったからちょっとまずいかなと思ったけど、元気よく行ってみた。
5分もしないうちに
歯科衛生士さん「うん!🌝さんにはキレイラインの話はもうしません!」
アアア〜。そうですよね〜。そのあと、丁寧にインビザラインという今回スタートすることになるマウスピースによる、審美だけではない機能的な矯正の説明を受ける。
「🌝さんね〜前歯がこうなってんの!こうっ!!」(手を90度回転させる)
「でもね!これちゃんとインビザラインで戻してあげると、ここ(人中)のもっこりなくなるよ!」
ア、わたし人中もっこりしてんだ...。
とかまあそんなことはいいんだけど、20代のお財布事情にもとてもありがたい制度があって納得した上でインビザラインを始めることになったのでした。
ちなみに、わたしの場合キレイラインどころの騒ぎじゃない歯列だったからインビザラインをおすすめされたということで、本当に前歯(にっと笑った時に見える範囲)の並びが少しきになる程度であれば、試してみてもいいと思います。
広告とはいえ、勢いでも歯医者にいく行動という起こせてナイスでした1ヶ月前のわたし。家族LINEに矯正を始めることになったと報告したところ、母は「ついにはじめるのね〜!」と大喜びでした。よかった。
どうなるどうなる、歯科矯正。
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